瀬奈じゅん、特別養子縁組でママに…俳優千田真司と12年に結婚

スポーツ報知
特別養子縁組で母親になったことを明かした瀬奈じゅん

 元宝塚歌劇団月組男役トップスターで女優の瀬奈じゅん(43)、ダンサーで俳優の千田(せんだ)真司(33)夫妻が26日、特別養子縁組が成立し、子供を授かったことを、瀬奈の所属事務所・東宝芸能の公式サイトで発表した。

 同事務所によると、家庭裁判所への申し立てが受理されたため、実子として入籍に至った。2人の思いを尊重し、この日の発表になったという。

 瀬奈は、夫婦連名で「昨年の初夏に生後5日の我が子を病院まで迎えに行き、その日から三人家族になった我が家は幸せにあふれ、同時に命の重み、親への感謝、様々な感情、様々な感動を体感する毎日です」と報告した。

 特別養子縁組には、養子となる子供を6か月以上監護していることなど、4つの成立の要件を満たす必要があったが、無事に認められた。初夏に1歳になる我が子の父親、母親になる喜びもひとしお。「その小さな体では、まだ抱えきれないであろう運命を持って産(う)まれてきました。私たちは常に寄り添い、支え、共にその運命を乗り越えて行く覚悟です」と、並々ならぬ決意もつづった。

 宝塚では名ダンサーとして多くのファンを魅了してきた瀬奈は、09年に退団後、舞台を中心に活躍。2人は舞台共演で知り合い、12年末に約2年半の交際を実らせて結婚した。瀬奈は当時、「交際も始まってないのに、この人と結婚するかも」と直感したことを明かし、「彼と一生を共にし、年を重ねていきたい」と話していた。

 今回、特別養子縁組に至った経緯については明らかにしていないが、瀬奈は3月13日発売の「婦人公論」のインタビューに応じ、詳細を語っている。

 ◆瀬奈 じゅん(せな・じゅん)1974年4月1日、東京都生まれ。43歳。3歳からバレエを始め、92年宝塚歌劇入団。同年雪組の「この恋は雲の涯まで」で初舞台。その後、花組に配属。04年月組に移り、05年トップスターに。宝塚時代の「エリザベート」ではルキーニ、エリザベート、トートの3つを変幻自在に演じ分けた。12年菊田一夫演劇賞、岩谷時子賞奨励賞。168センチ。血液型AB。

 ◆特別養子縁組 養子となる子供と実親(生みの親)との法的な親子関係を解消し、実子と同じ親子関係を結ぶ制度。家庭裁判所の決定によって成立する。その条件は下記4つ。〈1〉養子となる子供の実父母が同意していること、〈2〉養親は25歳以上の夫婦であること、〈3〉養子となる子供の年齢が家庭裁判所への審判請求時に6歳未満であること、〈4〉養親は養子となる子供を6か月以上監護していること。厚生労働省によると、2015年の特別養子縁組の成立件数は542件。増加傾向にある。

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