野村克也氏、亡くなった妻・沙知代さんの座っていた椅子に毎日座っている「落ち着く場所です」

スポーツ報知
野村克也氏

 野球解説者の野村克也氏(82)が28日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜・前9時50分)に出演し、昨年12月に85歳で亡くなった妻・沙知代さんへの思いを語った。

 沙知代さんが亡くなり今は「なんにもすることない。おいしいもん食べてゆっくり寝る。長生きの秘訣かなと思う」と明かした野村氏。その上で「一番感じるのは男の弱さ、女性いなきゃどうにもならない。話し相手がいないんだもん。無口になってしょうがない。引っ越そうと思ったりね」と話した。

 都内の自宅は「そのへんにいっぱい奥さんの面影が残っているようで、あんまり居心地はよくない」と明かしたが、沙知代さんは生前、自宅にいる時はいつも食堂のテーブルに座ってテレビを見ていたという。「女房が元気な時は座ったことはなかったんですけど、いなくなって毎日そこに座ってます。気持ちの上でも落ち着く場所ですね」と明かした。

 さらに「世界広しといえどもサッチーさんと夫婦やっていくのオレしかいない。ワンマンで自分好き放題で生きている女性。間違いなく幸せな人生を送ったと思いますよ」とし「まだこの世からいなくなったっていう感覚は消えない。いつまでオレの頭の中にサッチーさんが生き続けているのか。生涯生き続けているんじゃない」と偲んでいた。

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