佐藤健、3億円大当たり男演じる 大友組“125億男”タッグが4年ぶり復活

スポーツ報知
映画「億男」に出演する(上段左から)佐藤健、高橋一生、(下段同)沢尻エリカ、藤原竜也、北村一輝、池田エライザ

 俳優の佐藤健(28)が映画「億男(おくおとこ)」(10月19日公開)に主演し、映画「るろうに剣心」シリーズ以来4年ぶりに大友啓史監督(51)とタッグを組むことが4日、分かった。

 「電車男」「告白」「君の名は。」などを企画・プロデュースした川村元気氏の15年の本屋大賞ノミネート作が原作。兄の残した借金3000万円を抱えた図書館司書・一男(佐藤)は、起死回生とばかりに宝くじを購入したところ、3億円が大当たり。人生をやり直そうとする矢先、億万長者だったはずの大学時代の親友・九十九(高橋一生)にそのお金を持ち逃げされてしまう―。

 「るろうに剣心」シリーズは3作で大ヒットを記録しており、今作は“125億男”タッグが復活する。年明けにモロッコでクランクイン。今月中旬から国内での撮影に入る。佐藤は「相変わらずの大友組のスケールの大きさ、一生さんの芝居の巧妙さに震えおののいていますが、何とか食らいついていきたい」。役どころについて「さまざまな“お金のスペシャリストたち”と出会い、話を聞き、葛藤しながら、正しいお金の使い方を模索していきます。お金に関して目から鱗(うろこ)が落ちるようなセリフの数々に、僕自身も『お金』に対して、人生で初めてこんなにも考えを巡らせました」とコメントした。

 高橋ふんする九十九は大学卒業後、起業に成功し、巨万の富を得たが、再会した一男の3億円を持って失踪する。「お金があれば幸せなのか、なくとも幸せなのか。世界には多くの人がいて、人の数だけ正解があるように感じます。導きの神のようで、迷える子羊のような九十九という魅力的な人間を、大友組で作れること、幸せです」。初共演となる佐藤と共に「お金と幸せを巡る旅を充実させたいと思う」と意気込んだ。

 大友監督は、佐藤とのタッグに「初めての現代劇。モロッコの撮影では、お金に振り回される等身大の一男を、ニュートラルに魅力的に演じてくれています」。藤原竜也(35)、北村一輝(48)、沢尻エリカ(31)、池田エライザ(21)ら個性派ぞろいの共演陣に「お金を巡る『地獄めぐり』のストーリーにふさわしく、一筋縄ではいかない役者たちがそろいました」と手応えを感じている。

芸能

×