小倉キャスター、伊調パワハラ問題の調査メンバーに苦言「舛添さんの時と一緒では…」

スポーツ報知
伊調馨(左)と栄和人氏

 5日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)では、レスリング女子で五輪4連覇を達成した伊調馨(33)=ALSOK=が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状を関係者が内閣府に提出した問題について特集した。

 番組によるとパワハラ騒動の始まりは、2009年に伊調が愛知の栄氏の元を離れ、東京の田南部力コーチ(42)に指導を求めたこととされている。栄氏は自分から離れた伊調を許せずにパワハラが始まったという。栄氏が指導していた頃は守り重視のスタイルだったが、田南部コーチの指導で身に着けたのは、攻めを重視したスタイルだった。

 栄氏は番組の取材に「彼女がしたいようにさせてきたのにさせなかったという言葉は悲しい。進化したいのは分かるけど、進化を求めすぎて何かを忘れている」とコメントした。

 小倉智昭キャスター(70)は、「コーチによって選手が変わる。栄さんの守りを固めてという基礎をしっかり身に付けた上で、田南部さんのいう攻めのスタイルを覚えたら鬼に金棒となる。(伊調は)両方のコーチの言うことをしっかりやってきたから今があるんだと思うんだけどね」とコメントした。

 さらに、パワハラ騒動を調査するのが協会関係者からなる倫理委員会ではなく、第三者で調査するべきという意見については「舛添都知事の時もそういうことが問題だった。舛添さんが選んだメンバーからなる委員会でいいのかという」と2016年に元東京都知事の舛添要一氏(69)が公私混同を問題とされた際、調査委員会のメンバーを舛添氏の関係者から選んだということを引き合いに出して問題提起した。

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