須藤元気氏、伊調“パワハラ”騒動で「格闘家、レスラー全体的に言える問題点」指摘

スポーツ報知
須藤元気氏

 5日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)では、女子レスリング五輪4連覇の伊調馨(33)=ALSOK=が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けたとして、レスリング関係者から内閣府の公益認定等委員会に告発状が出された問題を特集した。

 拓殖大学レスリング部監督の須藤元気氏(39)が中継で生出演し「伊調選手の告発状には、一切、関わっていないというその言葉が一番大切なこと」と前置きした上で騒動を分析。MCの宮根誠司アナウンサー(54)は、強化本部長と告発側の間で「伊調選手が板挟みになっていたらかわいそう」と伊調を思いやった。

 須藤氏は「格闘家、レスラー全体的に言えることなんですけど、勝ち負けの勝負で生きてきているので、相手が自分に対して、味方か敵かと見がちだと思う。そういった意味では、一般の社会人よりもディスアドバンテージ。ちょっと不利な点」と指摘した。

 さらに「そういった判断が今回の問題に発展していった。人と人が集まればぶつかることもあるんですけど、そこをうまくやっていくのが、成熟した大人だったり、組織なのかなと思うので、うまくやってもらいたいと思います」と問題の早期収束を願っていた。

 伊調は1日に所属先のALSOKを通じて「告発状については一切関わっておりません」とのコメントを発表したが、パワハラとされる事実の有無については言及しなかった。

 また、協会は同日、「当協会が伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」とする文書を発表。協会の倫理委員会が6日に開かれることが決まった。内閣府からの要請で、問題の対応を協議する。

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