堂本光一、通算1600公演を達成 単独主演ミュージカルまた金字塔

スポーツ報知
1600回を達成し笑顔の出演者たち(左から)中山優馬、堂本光一、久野綾希子、瀧本美織

 KinKi Kidsの堂本光一(39)が主演するミュージカル「Endless SHOCK」が6日、東京・丸の内の帝国劇場で通算1600公演を達成した。ミュージカル単独主演の公演数1位を独走し、同一演目の単独主演は故・森光子さんの「放浪記」の2017公演に次ぐ。また一つ、偉業の印を刻んだ。

 2000年の初演から約18年が過ぎた。「あの時生まれた人は、もう車を運転できますよ」。公演数よりも、年数の重みを受け止めた。「いつも言っているけど、その時の公演が勝負。これからも、その思いを忘れずに」。冷静に共演者、観客の祝福を今後への励みとした。

 42年間、83歳で到達した森さんを大きく上回る驚異的なペースで、全公演即日完売で約290万人を動員してきた。作・構成・演出するジャニー喜多川氏(86)は偉業をたたえる一方で「森さんを超すことはできない。それぐらい偉大。我々は、まだ学ばないといけない」と言葉を向ける。公演数以上に、さらなる進化を求め、また光一も「同列に語るわけにはいかない」と同じ思いだ。

 今年は30代として最後の公演となる。「20代よりも動けていると思う」と自負も抱く中、次なる金字塔に向け、新たな挑戦も決まっている。ミュージカル界のプリンス・井上芳雄(38)と共演する「ナイツ・テイル―騎士物語―」(7月27日開幕、東京・帝国劇場)だ。光一も“外部作品”への出演は15年ほど前から願っていたことだった。この日のカーテンコールでは、井上から祝福のビデオメッセージが寄せられた。新作の経験が「―SHOCK」の今後にもつながる。

 1600公演の先には、目指すべきものとは―。「(節目に到達したことで)そこから何か、道ができてくるんじゃないかと思う。それが何かは分からないけど」。公演が続く限り、過去を振り返ることなく、先にある“何か”を求めて新たなステージへと向かう。

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