「バイプレイヤーズより愛をこめて」大杉漣さん遺作が7日夜に最終回 

スポーツ報知
(c)「バイプレイヤーズ2018」製作委員会

 2月21日に急死した俳優・大杉漣さん(享年66)が生前最後の撮影となったテレビ東京系ドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」(水曜・後9時54分)が7日、最終回を迎える。

 番組プロデューサーの濱谷晃一氏によると「最終回までぜひ放送してほしい、というテレビ東京へのお問い合わせを驚くほどたくさんいただきました」という。「キャスト・スタッフも『漣さんもきっと望んでいるはずだ』という思いのもと、一丸となって最終回完成に向けて突き進みました」と突然の悲劇に見舞われた今作の撮影を振り返った。

 出演しているメンバーらは、同作のロケ先で体調不良を訴えた大杉さんが運ばれた病院にかけつけ、最期をみとった。濱谷氏は「最終回の完パケを見て、本当に完成させて良かったと思いました。関わって下さった皆さんに対し感謝に堪えません。この5人での最後の『バイプレイヤーズ』をぜひご覧ください」と訴えた。

 大杉さんは今作について「『日本のおじさんたち、結構捨てたもんじゃないよ』という、ただ渋いだけじゃなくて、いろんな“ヒト”として生きてる姿みたいなものが、このドラマの中で散りばめられているような感じがしています」と放送が決定した際にコメントしていた。

 そして「そういう意味では新しいドラマなのかなと思うので、ぜひ一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています」と話していた。7日の夜、大杉さんが目にすることができなかった最終回が放送される。タイトルは「バイプレイヤーズより愛をこめて」。

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