三浦春馬、3年ぶり主演映画は伊坂幸太郎作品「とても光栄に思います」 

スポーツ報知
3年ぶりに映画主演する三浦春馬

 俳優の三浦春馬(27)が、映画「アイネクライネナハトムジーク」(今泉力哉監督、今冬公開)で「進撃の巨人」(15年)以来、3年ぶりに映画主演することが10日、分かった。

 「ゴールデンスランバー」「アヒルと鴨のコインロッカー」の作家・伊坂幸太郎氏の同名恋愛小説集(幻冬舎文庫)が原作。6つの短編からなり、第1章「アイネクライネ」は、伊坂氏がシンガー・ソングライター斉藤和義(51)のために執筆したもの。大ファンの斉藤から依頼を受け「作詞はできませんが、小説を書くことならば」と執筆。斉藤は、その文章からシングル「ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~」(07年)を制作した。

 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」はドイツ語で「小さな夜の曲」を意味し、モーツァルトが作曲した名曲の一つとして知られている。同映画では三浦ふんする会社員・佐藤を中心に、出会いや愛に焦点を当てる。どこにでもあるような悩み、平凡ながらも美しい日常を描く。

 4月にクランクインし、全編仙台ロケ。三浦は「この作品に関われること、とても光栄に思います。キャラクターが過ごす一瞬や、大切な人との言葉のやり取りが人生の音符となり、柔らかな応援歌になるよう、一丸となって撮影に臨みたいと思う」と意気込んだ。

 「映像化できるのは今泉監督しかいない」と熱烈ラブコールを送った伊坂氏は「(今泉監督の)『こっぴどい猫』(12年)が、とても味わいのある群像劇だった。この小説を面白い映画にしてくれるのでは、とお願いした。自分の小説世界が、今泉さん風に変換されるのが楽しみ」と期待を寄せた。

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