糸井重里氏、東北の復興は「まだまだ終わりもゴールもない」

スポーツ報知
糸井重里氏

 お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきお(43)と富澤たけし(43)、コピーライターの糸井重里氏(69)が東日本大震災から丸7年たった11日、フジテレビ系「ボクらの時代」(日曜・前7時)に出演。震災復興のゴールはないと語り合った。

 サンドウィッチマンの2人は、地震が起きた2011年3月11日、テレビ番組のロケで気仙沼にいた。「毎年3月11日に黙とうのサイレンを聞くと、今でもあの日の匂いを思い出す」という。

 伊達が「誰かがゴールだと認定するかじゃないですか。ゴールのテープはないですよね」と口を開くと、糸井氏も「僕もそう思う」と同意。富澤は「これがゴールだから、そこに向かって頑張ろうっていうがないんです」と語った。

 さらに伊達は「“復興半ば”ってよくいいますけど、これからはどういう表現になっていくんでしょうね。10年後も“復興半ば”なんでしょうか」と続けた。

 糸井氏は「福島原発の廃炉が終わるのは僕たちが死に絶えてからじゃない」。伊達が「震災を知らない世代が、(東北を)立て直していくんですかね」と言うと、糸井氏は「そうやって考えるとまだまだ終わりもゴールもないですね」と言い切った。

 「給水所くらいはあるのかな」と糸井氏がマラソンにたとえて話すと、富澤は「その前に僕は絶対走りたくないですけどね」と笑いを誘った。

芸能

×