「Kalafina」脱退メンバーはKeiko 今秋予定のCD&ツアーは白紙に

スポーツ報知
分裂が明らかになったKalafinaの(左から)Hikaru、Keiko、Wakana

 13日付のスポーツ報知の報道で分裂が明らかになった女性3人組ボーカルユニット「Kalafina(カラフィナ)」の所属事務所が13日、メンバー1人が事務所を退社することをファンクラブサイトで報告した。関係者によると、低音担当のKeiko(年齢非公表)が今月末にもユニットを脱退し、退社する。

 同サイトでは「Kalafinaメンバーに退社希望者が1名居ります、当社としてはこの希望を受け入れ、退社を認めました」と説明。具体的な名前は明記されず、「残る2人のメンバーは今後も当社にて活動を続けます」とし、高音のWakana、中音のHikaruが事務所に残留してユニットを存続させ活動を進めていくとした。

 アニメソング界で絶大な人気を誇る同ユニットが分裂した原因は、同じ事務所に所属する音楽プロデューサー・梶浦由記氏が先月20日に退社したこと。2008年のデビュー以来、全楽曲を手掛けてきた梶浦氏不在のままでの存続に不満を抱いたKeikoが今月末での脱退、事務所退社を決めた。

 今秋に予定していた3人でのCDリリース、ツアー開催は、Keikoの脱退により白紙となった。サイトでは「梶浦由記さんの楽曲を大切にしながら、それぞれの音楽に対する情熱をお伝え出来る様に活躍し、ファンの皆様が喜び、楽しんで頂けるように計画を進めております。近々改めて発表させて頂きます」と結んでいる。

 Kalafinaは、「魔法少女まどか☆マギカ」など数々のアニメでテーマ曲を担当して人気に。30日には都内でドキュメンタリー映画の初日舞台あいさつに出席する予定で、3人がそろう最後の場になるとみられる。

 ◆Kalafina(カラフィナ) Wakana、Keiko、Hikaru(いずれも年齢非公表)の3人組。2008年1月、劇場版アニメ「空の境界」の主題歌「oblivious」でデビュー。NHK「歴史秘話ヒストリア」の主題歌「storia」、人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のテーマ曲「Magia」などを担当。中国、台湾などで単独公演を行い、北米や欧州で多数の音楽イベントに出演し、海外でも高い人気を誇る。

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