山中慎介、ネリ戦後初のTVスタジオ収録「今後つらいことがあってもやっていける」

スポーツ報知
大阪・カンテレで行われた「コヤぶるッ!SPORTS」の収録にゲスト出演した山中慎介(右から2人目)。共演した(左から)本田望結、小籔千豊、1人置いて長谷川穂積

 今月1日のボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで、前同級王者ルイス・ネリ(23)にTKO負けして現役引退を表明した元同級王者・山中慎介(35)が15日、大阪・カンテレでスポーツトーク番組「コヤぶるッ!SPORTS」(17日放送、土曜・後5時、関西ローカル)の収録に参加した。

 前日の計量で、確信的に体重を大幅超過したネリに負けた後、初めてのスタジオでのテレビ収録。番組内では「(ネリには)今でも改めて『ふざけんなよ』と思いますが、自分自身、本当に(心身を)作り上げられたことに満足してますし、翌日は意外とスッキリした自分がいた。昨年8月の敗戦とは違いますね」と振り返った。

 MCの小籔千豊(44)が「今、会いたい人」としてラブコールを送り、ゲスト出演が実現。小籔は「うじうじした人間なら、いまだに『何やねん』て言うてる。精神性が一流アスリート。僕なんか競馬のメインレースに負けても、まだ小倉が間に合うといって買うてるから」と感嘆した。

 小籔とMCでコンビを組む、タレントでフィギュアスケーターの本田望結(13)は、昨年8月のネリ戦を家族で生観戦したといい「ダメです。泣きそうです」と山中の前で目に涙した。

 番組内で山中は「引退」という言葉は使わなかったが、今後について「まだはっきりとは決まってないですが、この試合に賭けてきたことは間違いなかった。つらいことがあってもやっていける自信になったし、仲間とも協力し合ってやっていこうかな」。収録後の会見では「試合後、ゆっくりと考えられていない。これから家族とゆっくり休んでから、長谷川(穂積)さんとも相談しながら決めたい」と話した。

 また、18日に初防衛戦を迎えるWBO世界ミニマム級王者・山中竜也(22)=真正=には「山中くんとはボクシングの総会で初めて会ったとき、いいヤツやなという印象を持った。僕も初防衛戦を乗り越えて、一回りも二回りも大きくなった。大事な試合。まだボクシングで『山中』と言えば僕かもしれないので、僕を追い越すような存在になってほしい」とエールをおくった。

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