梅宮辰夫「こんばんは。いやいや笑ってくれ、この顔」額30針でトーク&ディナーショー

スポーツ報知
額を30針縫う大けがを負いながら、ディナーショーで熱唱した梅宮辰夫

 俳優の梅宮辰夫(80)が15日、東京・港区の東京プリンスホテルで初のトーク&ディナーショー「梅宮辰夫生誕80年・芸能生活60年を祝う会」を行う前に、ホテル内で転倒し、額を30針縫うなどの大けがを負った。都内の病院で処置をした後に、ディナーショーを行った。

 事務所関係者によると、梅宮はこの日午後1時半すぎ、リハーサルを行うためにホテルに到着した際、入り口で足を滑らせ転倒。手でかばうことができず、顔面を床に殴打した。額の右側がぱっくりと裂ける裂傷を負い、鼻と右頬には打撲とかすり傷。床には、血がしたたり落ちていたという。

 直後に最寄りの病院に車で急行し、右まゆ毛の上付近を30針縫うなどの処置を受けた。梅宮が「はってでも行く」とショーの開催を強く訴えたため、病院でCTスキャンの検査などを受けた。骨折などが確認されず、リハーサルなしでの決行が決まった。

 冒頭、往年の名曲「ダイナマイトロック」が流れ、半分ほどがばんそうこうに覆われた顔にサングラスをかけた梅宮が「ダイナマイトロックだぜぇ~」と叫びながら登場。しっかりとした口調で、「こんばんは。いやいや、笑ってくれ、この顔。さまにならねぇ、オレの顔に免じて勘弁しておくんなっ」とあいさつ。「妻(クラウディア夫人)になにやってんの。帰りなさいと言われた」と冗談交じりに話した。サングラスを外すと、千葉真一(79)、美川憲一(71)、錦野旦(69)、出川哲朗(54)ら約300人の観客がどよめいた。

 終盤、新曲で鶴田さやか(57)とのデュエット曲「少し遠くて 少し近くて」を披露。この日は5曲を予定していたが、関係者が体調面を考慮し4曲を熱唱。時折、椅子に腰掛けながら歌いきった。娘のアンナ(45)が登壇すると、「早く嫁に行けよ」と突っ込み、笑いを誘った。最後に「昭和の映画俳優のプライドは捨てず、堂々生きていく」と宣言。3時間超のショーを男気で乗り切った。

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