ユーミン、井上陽水とステージ初競演「すごいオーラでした」
歌手の松任谷由実(64)を敬愛するアーティストによるコンサート「SONGS&FRIENDS」が17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。
井上陽水(69)がサプライズ出演し、ユーミンとステージ初競演。井上がアレンジを担当した「空と海の輝きに向けて」をデュエットし、8000人を魅了した。歌唱後、井上は「イェーイ!」とニヤけてステージを降り、ユーミンは「すごいオーラでしたね」と目を見開いた。
ユーミンはMCでも“舌好調”だった。荒井由実時代の73年に発売した初アルバム「ひこうき雲」の収録曲を中心に各アーティストが熱唱するライブとあり、「昔の名前で出ています。こんなにキャリアを積んでもドキドキするなんてうれしい」と笑顔。「昔と違って今は声のレンジ(音域)も下がって、そこにはもう身を任そうと思ってる。転調しなきゃならないんです。言うは易し、西川ヘレンです!」と“西川きよし”ではない意表をついたギャグで爆笑を誘った。
細野晴臣(70)、夫の松任谷正隆氏(66)らによる伝説的バンド「ティン・パン・アレー」が一夜限りで集結した。プロデューサーの武部聡志氏(61)は「伝説を見ました」と絶賛。「返事はいらない」などを歌唱したユーミンは、「緊張しちゃった。パフォーマンスしながら、これが見納めになったら嫌だなと思って時々ガン見しちゃいましたよ」と笑わせた。
この日は、クレイジーケンバンドの横山剣(57)、久保田利伸(55)、原田知世(50)、JUJU(年齢非公表)、SuchmosのYONCE(26)、家入レオ(23)ら8組が参加。全22曲で魅了し、ユーミンは「45年間で一番の日です!」と感慨深げだった。
ユーミンは、デビュー45周年を記念した3枚組のベストアルバム「ユーミンからの、恋のうた。」を4月11日に発売する。