淡島千景さん、晩年に借金6000万円 親族、付き人が激白「何もないんですよ、とにかく」

スポーツ報知
淡島千景さん

 23日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)では、2012年にすい臓がんで亡くなった女優・淡島千景さん(享年87)を特集した。

 番組では都民税を滞納、入院費も払えないほど金欠状態だったと言われる大女優の晩年について取材。まず、淡島さんの葬儀で喪主を務めた甥の中川徹也さん(63)が「七回忌を終えた今だから」ということで取材に応じた。

 「なんだか分からないけど、お金がないの。助けてくれない?」という電話が晩年の淡島さんからかかってきたことを明かした中川さん。都内の自宅を担保に銀行からお金を借りることを勧め、「4、5000万円借りて、当面の(借金の)支払いに充てました」と続けた。

 淡島さんの巨額の資産がなくなってしまったことについて、中川さんは一戸建てを5回も購入するほどの引っ越し好きや高級車に目がない浪費癖などが原因ではと推測。個人事務所の帳簿を見ようとしたが、「見る物が何もない状態でチェックしようがなかったんです」と続けた。

 また、30年間に渡って淡島さんの付き人を務め、最期も見取った中西ちかこさんも番組に出演。「先生は(生活は)質素。ぜいたくは家くらい。食べるものも質素でした」と中川さん。「先生はあんなに仕事をしていた。お金がないわけはない」と断言した中西さんだったが、金欠の原因として、一部の事務所スタッフによる使い込みを指摘。急に家を建て替えたり、銀座で豪遊といううわさがあったスタッフが複数いたという。

 淡島さんが気づいていたであろうスタッフの使い込みを問いつめなかった理由について、中西さんは「先生は(亡くなる前日の2012年2月15日に)『明日は(現場に)何時入り?』と聞いてきたほど芝居に夢中でした」と淡島さんが最期まで女優道一筋だったことを激白。お金のことは二の次だった故人の人柄を偲んでいた。

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