夏目雅子さん、死の3週間前撮影と言われた伝説の写真初公開 実は死の数年前に撮られた1枚だった 

スポーツ報知
「爆報!THE フライデー」司会の爆笑問題の大田光(左)と田中裕二

 23日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)では、1985年に急性骨髄性白血病のため、27歳の若さで亡くなった女優・夏目雅子さんを特集。85年9月11日の死去の3週間前に撮影されたという生前最後の写真を公開した。

 夏目さんが82年公開の代表作「鬼龍院花子の生涯」の監督だった故・五社英雄さんに託したという、その1枚は92年の五社さんの死去後、行方不明に。映画監督でプロデューサーの奥山和由さん(63)ら一部の見た人たちが「思わずゾクッとする写真だった」と言う“伝説の写真”となっていた。

 今回、番組は五社監督の娘・巴さんを訪ねて取材。「夏目さんが赤い襦袢を来て、自分の病名を書いたカルテを引き裂いてフッと吹いた瞬間をとらえたものです。でも、無くなってしまった」と巴さんは説明。さらに番組はその写真を撮ったというカメラマン・岩田省三さん(79)を埼玉県内の自宅に訪ねると、「僕が撮ったものだからありますよ」と公開してくれた。

 問題の1枚は夏目さんが巴さんが話したとおり、ちぎられたカルテを赤い襦袢姿の夏目さんが力強く吹き飛ばしているもの。「この写真は雅子ちゃんの病室で死の前に撮ったとなっているが、実はそうではない。彼女とも相談して展覧会を開いたらどうかと思って、撮った写真です。彼女が亡くなる数年前に撮ったものなんです」と真実を明かした。

 五社監督が夏目さん生前最後の写真と伝えた理由について、岩田さんは「五社さんは映画監督だから、全てドラマにしたかったのでは」と夏目さんを伝説にするための“演出”だったのではないかと推測していた。

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