小田和正、ドラマ「ブラックペアン」で主題歌 「ラブ・ストーリー」から27年15作目

スポーツ報知
ドラマ主題歌が決まった小田和正

 シンガー・ソングライターの小田和正(70)が、新曲「この道を」でTBS系日曜劇場「ブラックペアン」(4月22日スタート、後9時)の主題歌を担当することが26日、分かった。43歳だった1991年に「ラブ・ストーリーは突然に」でフジテレビ系「東京ラブストーリー」でソロとして初めてドラマ主題歌を手がけてから、今作で15度目となる。

 昨年9月に古希を迎えても、いまだ衰えを知らない。今月に封切られた映画「坂道のアポロン」でも主題歌「坂道を上って」を歌うが、今回「ブラック―」のために書き下ろした楽曲が、70歳を迎えた後に初めて制作された新曲だ。ほかの2曲を加え、5月2日に発売される5年ぶりのシングルに収録される。

 40代から4つの世代にわたってドラマ主題歌を手がけてきた。今作は、嵐・二宮和也(34)を主演に「チーム・バチスタの栄光」などの海堂尊氏のシリーズ累計115万部の小説を原作にしたドラマ。

 小田は「制作されているみなさんの番組に対する強い思いを伝えられていた。曲が出来た時点で、どんな言葉をのせるべきかと随分迷った。でも、いただいた資料を何度も読み返すうち、自分が歌いたいことは、きっと同じ線上にあると確信して『この道を』が出来た。ドラマが書かせてくれた曲」と制作の思いを明かした。

 類いまれな歌声とともに、あふれる熱量を注いで楽曲制作を続けてきたからこそ、楽曲が色あせることなく数々のドラマから求められてきた。5月からは、40万人の動員を見込む古希ツアー(21か所48公演)を開催する。今回また、悩み抜いた末に作り上げた新曲に、思い入れたっぷり「皆さんはどんなふうに聴いてくれるのでしょう」と思いをはせた。

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