藤井六段“中学生ラスト対局”スタート 王将戦予選・井上慶太九段と

スポーツ報知
王将戦1次予選で、先手・井上慶太九段の初手を見守る藤井聡太六段

 将棋界の史上最年少棋士・藤井聡太六段(15)と井上慶太九段(54)の王将戦1次予選が28日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。振り駒の結果、藤井六段は後手。

 藤井六段はこの日は、対局数(この日で73)、勝数(現在61)、勝率(現在8割4分7厘)、連勝(29連勝=16年度からまたぐ)の4部門で1位に輝いた2017年度の最終対局となる。

 現在、公式戦で16連勝中。ここで17連勝に伸ばして、2018年度の最初の対局(4月5日、棋王戦・古森悠太四段戦)にも勝ち、連勝記録を“年度またぎ”にしたいところだ。

 また、今月20日に名古屋大教育学部付属中の卒業式に出席しているが、文科省の学習指導要領では3月いっぱいは中学生。16年12月のデビュー以来、公式戦最多29連勝を達成するなど世間の注目を集めた“スーパー中学生棋士・藤井くん”としてもラストの対局となる。4月からは高校生棋士となる。

 菅井竜也王位(25)、稲葉陽八段(29)らを育てた“名伯楽”と言われ、日本将棋連盟の理事を務める井上九段とは初手合い。持ち時間は各3時間で、夕方ごろに終局の見込み。

井上慶太九段(右)の初手を見守る藤井聡太六段

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