デーブ・スペクター氏、めちゃイケ最終回は「視聴率狙うなら前の土曜でよかった」

　ＴＶプロデューサーのデーブ・スペクター氏が３０日放送のＴＯＫＹＯ　ＭＸ「バラいろダンディ」（月～金曜・後９時）に出演。３１日に最終回を迎えるフジテレビ系「めちゃ×２イケてるッ！」は「視聴率を狙うんだったら前の土曜日でもよかった」と指摘した。

　２１年の歴史に終止符を打つ３１日の「めちゃイケ」は、午後６時３０分から５時間１０分もの長時間枠で放送される。しかし番組改編期の土曜日ゴールデンとあって、他局の裏番組も強力なラインアップとなっている。

　デーブ氏は「裏が強いのは分かってる。改変期の最後だから計算済みだけど、視聴率を狙うんだったら前の土曜日でもよかった」と指摘。「見る人はファンだけだと思う。（番組は）いつの間にか身内向けになってしまったけど、大好きな人たちはいるし、録画して見る人もいっぱいいる。ある程度諦めるしかない。５時間のコストパフォーマンスは悪くない」と持論を述べた。

　お笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士は「長寿番組というのは“番組を切るきっかけ”がなくなる番組でもある。例えば笑点なんかは長い推移の中で、今また波が来てる。笑点だってどんどん登場人物が変わってる。めちゃイケもそれは何回もあった。長い番組では、やめるタイミングをテレビ界はみんな計ってる」と独自の視点から語っていた。