宝塚宙組・鷹翔千空が初センターにホッ!「もっと愛を深めていきたい」
スポーツ報知
宝塚歌劇宙組ミュージカル「天(そら)は赤い河のほとり」の新人公演が3日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。
2015年に101期生として首席入団した4年目のホープ・鷹翔千空(たかと・ちあき)が新人公演初主演。終演後に会見した鷹翔は「ビックリするぐらいホッとしています。それだけ構えていたんだなと思います」と笑顔を見せた。
現代日本の女子高生・夕梨(ユーリ)が紀元前14世紀のタイムスリップし、ヒッタイト帝国の第3皇子カイルと遭遇して始まる歴史ファンタジー。
新人公演の近2作、真風涼帆が本役を務めるキャラクターに挑んできた鷹翔だが、真風のトップ就任後も引き続き担当し、男っぷりあふれるカイル役で初のセンターに。今回はキスシーンに初体験しており「真風さんから色気のあるキスシーンを直々に教えていただいた。『ダメだ、もっとやらなきゃ』という気持ちになって…。高い壁ですが、自分では落ち着いてできたつもりです」。
東京宝塚劇場での新人公演(5月24日)へ向けては「足が地に着いていないと感じたし、もっと愛を深められるよう頑張りたい」と、さらなる飛躍を宣言した。
ユーリ役は入団5年目で新人公演初ヒロインの天彩峰里(あまいろ・みねり)が務めた。昨年12月に星組から組替えされ、宙組では初の新人公演出演となった。トップ娘役・星風まどかと同期で「お化粧を一から星風に教えてもらいました。たくさん学ばせていただいた」と感謝。「鷹翔クンにもらったエネルギーを忘れずに、東京に生かしていきたい」と1期後輩の鷹翔に熱い視線を送った。