約60年前に土俵に上がった“女大関”の息子が巡業騒動に言及…「バンキシャ!」が特集

スポーツ報知
福澤朗アナ

 8日放送の日本テレビ系「真相報道 バンキシャ!」(日曜・後6時)では、4日に開催された京都府舞鶴市での大相撲春巡業で多々見良三市長(67)が土俵上で倒れた際、救命措置の女性が土俵から下りるよう場内放送で促された問題や女人禁制問題を特集した。

 番組では、“女大関”若緑にスポットを当てた。1934年女相撲入りした若緑は、1957年に40歳での引退セレモニーで土俵に上がったという。

 若緑の息子の遠藤さん(70)は、20歳の頃の母親の化粧まわし姿や、引退セレモニーで土俵に上がったという母の写真を披露。引退セレモニーは、第4代高砂親方(元横綱・前田山)の勧めで、着物姿で土俵入りし観客にたたえられたという。

 今回の相撲協会の対応について、遠藤さんは、「特別な事情のときには、『女が土俵に上がったらいかん』というのは別」と理解を示し、「普段、女性が上がるのは、男の人の領域に入らなくてもいい」と母を代弁するように話した。

 番組MCの福澤朗アナウンサー(53)は、「伝統を守りつつ、いかに時代に合わせていくか」とコメントした。

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