月亭可朝さん死去に弟弟子・桂米団治「天国で米朝師匠とおいしいお酒を」

スポーツ報知
兵庫県姫路市に建つ桂米朝さんの名誉市民墓お披露目式での月亭可朝さん(右)と、弟弟子の桂米団治(右から3人目)(2016年11月6日)

 3月28日に急性肺線維症のため80歳で亡くなった、タレントで落語家の月亭可朝さんの訃報を受け、弟弟子で師匠・桂米朝さんの長男・桂米団治(59)が9日、「物心ついた時からいつもそばにいて、大きなお兄ちゃんという存在でした。ただただ驚きを禁じえません」と哀悼のコメントを発表した。

 可朝さんは、米団治がまだ幼児だった1961年に米朝さんの預かり弟子に。「一番の思い出は六甲山にドライブに連れていってもらったこと。以来、いろんな話で楽しませて下さいました」。

 米朝さんが15年3月に亡くなり、同年8月には可朝さんが追善公演のトリを務めたことも。「2年ほど前からは上方落語界の行く末を案じる言葉をよくされ、しょっちゅう電話があった」「今年のさらなる活躍、新しい活躍を期待していたばかりだったので」と恩人の死を悔やんだ。

 可朝さんへのメッセージとして「また遊びにいきますねって、今年になってからも言ってたのに、行けずに兄ちゃんごめんなさい。どうか天国で米朝師匠と大ママ(米朝夫人)とおいしいお酒を酌み交わしてください。いや、天国じゃなく地獄かもわかりませんが」と、自由奔放に生きた兄弟子にブラックジョークもおくった。

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