コロッケ次女・滝川光“踊れるデブ”目指し本格女優始動 「THE FAT」で舞台初主演

スポーツ報知
舞台初主演し、女優として本格始動する滝川光

 5月22日開幕の舞台「THE FAT」(27日まで東京・池袋シアターグリーン)に主演する女優・滝川光(19)がタレント・コロッケ(58)の次女であることが10日、分かった。

 この世界に入るきっかけは3歳の時、舞台「西遊記」(02年)で輝く父の姿に魅了されたから。「大勢の人をくぎ付けにしていて、すごかった。カーテンコールで目が合って、手を振ってくれたんです。その時に『私も舞台に立ちたい!』って思いました」。現在、洗足学園音楽大学2年生。音楽学部の声優アニメソングコースに通っている。

 本格的女優デビューで舞台初主演作となる同作では、潰れかかった地方の航空会社を舞台に、太ったキャビンアテンダント(CA)たちの奮闘を描く。ストライキによる運行中止を防ぐため、CA探しに奔走するCAのKAYO(滝川)。集まったのはデブばかりだが、彼女たちの活躍が話題になり、会社は活気を取り戻していく―。

 滝川は1月の「コロッケ特別公演」(明治座)を観劇した際、関係者にスカウトされ、オーディションを受けた。その2か月前に出演した音楽劇「赤毛のアン」で「100人以上いるキャストの中で、たった一人おデブ…。衣装が背中の半分までしか入らず、ダイエットしようと決めた時期だった」という。オーディション参加を悩んだが、「痩せるのには時間がかかる。デブでいる時間を生かそう」と決意した。

 現在の体重は自己最高の79キロ。役作りのため、さらに10キロ近い増量が必要だが、持ち前の明るく前向きな性格で乗り切っていく。「学校でもお笑い担当。太っていていじめられたことはないかな。急に太りすぎると、足首と膝を痛めてしまうので、気を付けながら“踊れるデブ”を目指したい。踊っている時にスカートが破れないように。お客さんに笑って泣いてもらえるように、精いっぱい頑張ります」

 舞台主演をコロッケに伝えると「相手が一番、自分は二番」と助言を受けた。「皆さんよりも、さらに、必要以上に気を使いなさい、と。実践できるように頑張りたい」と滝川。憧れのパパとの舞台共演を夢に、走り続ける。

 ◆滝川 光(たきがわ・ひかる)1998年8月26日、東京都生まれ。19歳。3、4歳時にバレエを学ぶ。小学生時代にヒップホップダンススクール、ピアノレッスンに通い、声楽を学ぶ。同時期にミュージカル、舞台を経験。中学ではコーラス部、高校では演劇部に所属。特技はダンス、アニメを描くこと、津軽弁での絵本読み聞かせ。身長160センチ。姉(長女)はタレント・MADOKA、兄(次男)は元力士・琴滝川。

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