至学館大・谷岡学長、フジ取材で被害届…男性スタッフに腕つかまれケガと主張

スポーツ報知
被害届を提出した至学館大・谷岡学長

 日本レスリング協会副会長で至学館大(愛知県大府市)の谷岡郁子学長(63)がフジテレビの情報番組スタッフにけがを負わされたとして、愛知県警に被害届を出していたことが11日、大学関係者への取材で分かった。

 大学関係者によると、谷岡学長は8日、名古屋市内の自宅マンションを訪れた同局情報番組の男性ディレクターに腕をつかまれたという。ディレクターはレスリング女子のパワハラ問題の取材を行っていた。谷岡学長は同日、診断書とともに県警に被害を届け出た。けがの程度や詳細について大学側は「捜査中の案件のため、一切回答できない」とした。愛知県警は「個別、具体的な案件についてはコメントできません」とした。

 一方、フジテレビは傷害行為を否定。スタッフらへの聞き取り調査を行った上で「取材映像でも確認したが、谷岡学長とディレクターとは体は接触しておらず、なぜそのような被害届を提出されたのか理解に苦しんでいる」とコメントした。

 パワハラ問題は関係者が今年2月、日本協会前強化本部長で同大レスリング部監督の栄和人氏(57)が、伊調馨(33)=ALSOK=にパワハラを行っていたと内閣府に告発し明るみに。谷岡学長は3月15日の会見で「パワーのない人間によるパワハラとはいったいどういうものなのか」としていたがその後、第三者機関がパワハラを認定。栄氏は強化本部長を辞任した。

 谷岡学長は9日、紙面でコメントし、栄氏が同大レスリング部監督を続投することを発表していた。

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