前進座、5月公演で明治初期を舞台に「金、金、金」喜劇を上演

スポーツ報知
前進座5月国立劇場公演「人間万事金世中」に出演する(左から)玉浦有之祐、藤川矢之輔、河原崎國太郎、忠村臣弥

 劇団前進座5月公演「人間万事金世中(にんげんばんじかねのよのなか)」(5月12~22日、東京・国立劇場)の製作発表が12日、都内で行われ出演の藤川矢之輔らが出席した。

 河竹黙阿弥作で英作家リットンの喜劇「マネー」を翻案したもの。心優しい居候のもとにばく大な遺産金が舞い込み、強欲な親類縁者がハイエナのように群がって大騒動になるコメディ。明治維新から150年の節目でもあり、明治初期の横浜を舞台に“ざん切り喜劇”と呼ばれた作品が選ばれた。

 藤川は「世の中、金か人情かと聞かれれば、やはり金。金しかないと思う。合わせてこの機会に明治維新が何だったのか、考えていただきたい」と話した。河原崎國太郎、忠村臣弥、玉浦有之祐らが共演。

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