大杉漣さん妻・弘美さん、長男・隼平さん「友人のような人」

スポーツ報知
お別れ会に参列したファンへあいさつした長男の隼平さん

 2月21日に急性心不全のため急死した俳優の大杉漣(おおすぎ・れん、本名・大杉孝=おおすぎ・たかし)さん(享年66)のお別れ会「さらば!ゴンタクレ」が14日、東京・青山葬儀所で営まれた。代表作の映画「ソナチネ」の北野武監督(ビートたけし、71)や水谷豊(65)ら参列者約700人、一般客約1000人が訪れた。多くの人に愛された名脇役の急死から2か月。喪失感は拭えず、涙の別れとなった。

 家族が語った「友人のような人」という言葉が大杉さんの素顔を表していた。

 妻の弘美さんは、遺族のあいさつで「大杉(の遺影)を見ていると、今も『どうしたん? 何してるん?』ってポッと家の裏から出てくるような気がします。44年半、一緒に暮らしました。彼は夫ではありましたが、何でも言い合える身近な友人でもありました」。思い出を語り「皆さんと笑い合う時間を活力にしていました」と感謝した。

 遺影を撮影した隼平さんは「父ではあるんですけど、親友のような、良き友人のような人でした。たくさんケンカして、たくさん笑い合った。失ってみて、どれだけ好きだったのか痛感しました。たくさんの人に来ていただいて父も喜んでいると思います」。最後はファンの元へと駆け寄り、足を運んでくれたことに礼を述べ、頭を下げていた。

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