平成の演歌3人娘の新ユニット名を募集

スポーツ報知
パンダのぬいぐるみを手に意気込みを語った(左から)杜、市川、丘

 演歌歌手の市川由紀乃(42)、丘みどり(33)、杜このみ(28)が23日、東京・上野精養軒で会見し、「新演歌三姉妹(仮称)」の結成を発表した。ユニット名を公募し、9月3日に東京国際フォーラム、10月1日に大阪NHKホールでコンサートを行う。

 演歌界を盛り上げようと、今、最も勢いのある3人が新ユニットで活動する。NHK紅白歌合戦に一昨年から2年連続で出場した市川、昨年初出場した丘、細川たかし(67)の秘蔵っ子・杜は、そろって「楽しみ!」と声を弾ませた。

 現場で一緒になることはあるが、同じステージで歌うのは初めて。この日は3人でキャンディーズの「春一番」、美空ひばりさん(享年52)の「素敵なランデブー」を披露。長女・市川は「幅広い世代の方に歌謡曲を広められたら。仲のいい3人が集まるとどんな化学反応を起こせるか」と意気込み、次女・丘も「3人でしかできないことを考えながらワクワクしてます」と続けた。末っ子・杜は「プライベートでカラオケに行きたい」と希望。市川も「温泉に行きたい」と、裸の付き合いで結束を固めるつもりだ。3人とも独身だが、記者から「一緒に合コンは?」と質問されると、丘は「開いてくれますか?」と切り返して笑わせた。

 ユニット名は所属レコード会社のホームページで公募(5月20日締め切り、6月1日発表)する。パンダがユニットのイメージキャラクターになるため、杜は「パンダーズ」、「ホワイト&ブラック」などと提案。「ライバルはシャンシャン」と会見場の隣の上野動物園にいるジャイアントパンダの子どもの名を挙げた。

 ブレイクを誓った「平成の3人娘」は、紅白歌合戦そろい踏みを目指す。杜は「おふたりに続けるよう頑張りたい。紅白で3人で歌えたら」と力をこめた。

 ◆杜 このみ(もり・このみ)1989年7月2日、北海道・札幌市出身。28歳。2001年、小6の時に民謡の江差追分全国大会・少年の部で史上最年少優勝(当時)。13年5月「三味線わたり鳥」でデビュー。身長157センチ、血液型A。

 ◆丘 みどり(おか・みどり)1984年7月26日、兵庫県生まれ。33歳。祖母の影響で幼少期から民謡を始め、2005年8月「おけさ渡り鳥」でデビュー。16年に大阪から上京し所属事務所とレコード会社を移籍。身長157センチ、血液型A。

 ◆市川 由紀乃(いちかわ・ゆきの)本名・松村真利。1976年1月8日、埼玉県生まれ。42歳。16歳の時に地元のカラオケ大会でスカウトされ、93年8月「おんなの祭り」でデビュー。身長170.5センチ、血液型A。

 ◆主な3人娘(敬称略)

 ▼元祖3人娘 美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ(55年に映画「ジャンケン娘」で共演)

 ▼スパーク3人娘 伊東ゆかり、中尾ミエ、園まり(渡辺プロダクション所属歌手によるユニット)

 ▼新3人娘 南沙織、小柳ルミ子、天地真理(71年デビューの同期生)

 ▼花の中3トリオ 森昌子、桜田淳子、山口百恵(日本テレビ系「スター誕生!」をきっかけに同学年でデビュー)

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