元麻薬取締官、病院長らの異色バンド「ALC」がメジャーデビュー 発売記念ライブで16曲披露

スポーツ報知
メジャーデビューし、CD発売記念ライブを行った「ALC」

 元厚生労働省・麻薬取締官で現在は医薬品会社の社長、病院長、薬剤師らによる異色バンド「ALC(エイエルシー)」が25日、デビューアルバム「およめさん」の発売記念ライブを都内で開催した。

 メンバーの最年少が52歳、最年長は66歳。6人の平均年齢59歳という“おやじ&おばさんバンド”がまさかのメジャーデビューを果たした。

 きっかけは2年前、リーダーで元麻薬取締官の佐藤淳一(60)が大ファンだった南こうせつのコンサートに愛用のギターを持参してサインをもらったことだった。その後、再会した際に「学生時代にバンドをやっていたこと」「還暦の記念にレコーディングしたいこと」などを話したところ、南の所属事務所関係者を紹介してもらい、夢への第一歩を踏み出した。

 大学時代の4人組バンド「チーズ」のメンバーに連絡し、36年ぶりに活動再開。当初は不参加だった女性ボーカルも復帰し、知り合いのフィリピン人アーティスト2人を加えた6人組で再スタートを切った。約半年間、練習を重ね、昨年は6度の復活ライブを開催。そのクオリティーの高さが関係者の目に留まり、南のバックバンドでリーダーを務める河合徹三のプロデュースでクラウンレコードからデビューすることが決まった。

 この日のライブでは女性ツインボーカルの透き通った歌声でタイトル曲「およめさん」などすべてオリジナルの16曲を披露した。すべての作詞、作曲を手がけたリーダーの佐藤は「こうせつさんには、日本のおやじたちを元気にするように頑張れと激励してもらいました。まだまだ曲があるので、第2弾、第3弾も出していきたい」と意気込んでいた。

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