「事件性があるとは思っていませんでした」…号泣謝罪・山口達也一問一答

スポーツ報知
緊急会見で涙を見せた山口達也

 今年2月、自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどしたとして、強制わいせつ容疑で警視庁から書類送検されていたことが分かったアイドルグループ・TOKIOの山口達也(46)が26日、都内で緊急会見を開いた。

 ◆号泣謝罪・山口達也に聞く

 ―事件当日の状況は

 「当時、入院しておりまして、酩酊泥酔状態でした。自宅に帰った際に女性にウチに来ないかと電話しまして、友達も連れていっていいかということで。未成年ということは分かっていました。焼酎のビンを1本くらいは飲んでいたと思います。肝臓が疲れていたり、仕事も忙しかったので、(当時は)病院から仕事に通うという状態でした」

 ―捜査を受けた後、誰に相談したのか?

 「女性は目がさめたらいなかったので、帰られたのかなと思った。事件当日が2月の11日、警察から私のもとに連絡が来たのが3月の末でした。すぐ取り調べが始まって、でも、すごく怖かったので事務所の誰に相談していいか分からなかった。3月の末か4月の頭には相談して…。事件性があることとは思っていなかった。こういうことがあったと、誰に相談していいかも分からず、4月の頭ぐらいからは事務所の方に相談していたと思います」

 ―発覚したのはいつ?

 「2月にそういうことがあったのを、私が普通に仕事をしてたのが、すごく情けなくて。その間、彼女は1か月間に渡ってすごく辛い思いをして。それを考えるとすごく申し訳ないです。申し訳ありません」

 ―事件という認識はなかったのか

 「事件性があるとは思っていませんでした」

 ―発覚しなければこのまま活動を続けるつもりだった?

 「事務所と相談していたと思います」

 ―メンバーには伝えたのか?

 「メンバーの誰にも伝えていません。警察の方もまじえて、まずは被害者の方とお話しできればと思っていました」

 ―メンバーに対してどう思う?

 「城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也…。そういうメンバーで23年間、同じ方向を向いて走って参りました。ジュニアの頃から含めると、30年以上、彼らと一緒に戦ってきて、今回、私のこういう身勝手な件で彼らがどれだけ辛い思いをしているのか。どういう思いで彼らが過ごしているのかと思うと、どうしていいのか分からないです。でも、彼らがいて、私がいるので、怒ってくれるのは彼らしかいない年になったので、彼らを信じて待ってくれている場所が、私の場所がそこにあるなら、また、TOKIOとしてやって行けたらなと…。本当にすみません」

 ―ファンへの思いは?

 「長く活動すればするほど、たくさんのファンの方が応援してくれて。小さい子にも応援してもらえるグループになりました。本当なら、ファンがいなければ私たちは活動できません。小さな子から年配の方まで応援してくれるグループになりました。小さい子の手本にならなければいけなかったのに…。謝っても謝りきれません」

 ―被害者は未成年だった

 「保護しなければいけない立場の人間が、夜に呼び出したということ。被害に遭わせてしまったということです。断りにくかっただろうと思うし、未成年からしたら、大人の男性は怖かったんだろうなと思います。もしかしたら一生忘れられない出来事だったのかなと思うと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 ―入院しても酒はコントロールできなかったのか?

 「退院した日に飲んだということ。自分の甘さだと思います」

 ―入院中は?

 「肝臓の数値が高かったので…。家に帰ると飲んでしまうので、病院で寝ようと、入院というかそういう形をとっていました」

 ―これまで酒の問題はあったか?

 「飲みすぎないようにと、事務所からも言われていました。今回は肝臓を休ませるための入院ということです」

 ―国分太一が今朝の「ビビット」で涙を流していた。放送は見たか?

 「昨日の仕事が終わってから、その後、今日、記者会見をやるかどうかという話し合いをしました。メンバーからメールが来ていたか(と確認する)という気持ちにもなれませんでしたので、携帯は見ておりませんし、テレビも見ていません。雑誌、新聞を読むこともなかったです」

 ―謹慎中はどう過ごす? その後の活動は?

 「それは私が決めることではないです。どう過ごそうかと考えた時に被害者、そして、ご友人、ご家族の心が穏やかになって、以前のような生活ができるように願って、毎日、反省する時間をすごしたいと思います」

 ―相手は未成年と分かっていたのか?

 「未成年という認識は、もちろんありました。年齢は報道で知りましたが、未成年ということ以外は知りませんでした」

 ―今後、酒との付き合い方はどうする?

 「相談して…。今回、警察のお世話にもなってしまって、一番大切なのは被害を受けた方がいるという、これだけ大きなことを起こしてしまったの…。今は絶対に飲まないと思って、今後、どうしていくかを考えていかなければならないと思います。今は今後は絶対に飲まないと決めています」

 ―未成年を家に上げたのは今回が初めてか?

 「はい」

 ―なぜ被害者女性を家に上げた?

 「とても好感がもてる方で、話が合うと思っていたからだと思います」

 ―捜査を受けた後も仕事はどのような気持ちで続けていたか?

 「視聴者や関係者の方には申し訳ないなという気持ちですごして参りましたが、私もプロとして仕事をやらせていただいていた。おかしな行動や発言をすることは、視聴者やスタッフの方に失礼にあたるので、反省しながらも仕事は今まで通りやるということを決めて、やって参りました。仕事はやらなければならないので、一生懸命やっていました」

 ―国分太一の「グループの連帯責任」という言葉をどう思う?

 「もちろん、先ほども述べた通り、5人がいてTOKIOで。国分も毎朝、生放送をしていて、どのような気持ちで私のことを説明するのか。少ない情報の中で、彼なりに解釈して。直接、話をできてはいませんが、大変、申し訳ない気持ちと先に伝えてくれてありがとうという感謝の思いです」

 ―ファンへの思いは今?

 「まずは本当に申し訳なかった。本当にごめんなさいということ。それでも支えてくれる人がいるかもしれないし、それこそ怒鳴りつけてくれても構わないし、ファンの人、会見を見ている全ての人が様々な感情で見ていると思いますけど、これからどうするかと言う権利は私にはありませんが、これからも山口達也で…。TOKIOでありたいなと思っています」

 ―今後、どのように自分をコントロールしていく?

 「気持ちを律して、自分に甘えることなく、何か気持ちが揺らぎそうになったら、支えてくれるメンバーや関係者、そして、TOKIOのみんな、一番辛いだろう被害者やご家族のことを常に忘れずに生きていきたいと思います」

 ―これまでも酒を飲んだことで記憶はなくなることはあった?

 「気づいたらお店で寝ていたとか、いつのまにか家にいたとかいうことはありました」 ―最後に言いたいことは?

 「世間の皆様に心配をかけてしまいました。今の段階では、ここまでしかお伝え出来ませんが、被害者とご友人とご家族が苦しんでいるので、早く公の場に出ないといけないと思って(この場に)やって参りました。どのような処分が下るかはわかりませんが、被害者の方々の言葉にすごく救われました。本当に申し訳ありませんでした」

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