明るさ武器のフジテレビ・三上アナ、細かいミスしても「寝たらすべてリフレッシュ」

　◆フジテレビ系「ノンストップ」（月～金曜・前９時５０分）

　今月から山崎夕貴アナ（３０）の後任として番組ＭＣに抜てきされた。これまでは同じ番組で料理コーナーを担当してきたが、バナナマン・設楽統（４５）とともに進行を務める。「ずっと設楽さんの隣は緊張します。お笑いタレントの方は振りが独特なので、どんなパスが来ても反応しないと」と笑う。

　通常のニュース番組と違い、情報番組だと自分の意見を求められることも増える。「急に聞かれて『そうですね』としか答えられなかった時は後で反省しています。山崎さんの瞬発力はすごかったなぁ」。改めて先輩の力量を実感する。

　入社６年目。仕事には慣れてきたが、先日も番組内で「ムチャぶり」を「ブチャぶり」と言い間違えた。「設楽さんや皆さんがミスを拾って笑いにしてくれたので救われましたが、貴重な時間が１０秒くらいムダになってしまった」と一瞬、しょんぼり。だが「毎日細かいミスはしちゃいます。でも寝たらすべてリフレッシュです」と笑い飛ばす明るさが武器だ。

　これまでは曜日ごとに違う午前の番組に出ていたが、同番組のＭＣを務めることによって起床時間が固定。「生活リズムが一定になったので、プライベートの時間が増えた」。後輩の久慈暁子アナ（２３）と一緒に空中ヨガに行ったり「来週はキックボクシングしてきます。これまで運動してこなかったので、体力をつけないと」と充実の日々を送る。

　今後は「もっとインタビュー取材をやってみたい。人の価値観や体験を聞くのが面白いです」と目を輝かせる。「最初のうちは話が広がらない時も、相手のボケを突っ込まずに放置したこともあった。昔は反省点を考えつきもしませんでしたが、だんだん自分なりに『こうすればよかった』と思えるようになりました」。山崎アナの瞬発力を目指し少しずつ階段を上っている。（浦本　将樹）

　◆三上　真奈（みかみ・まな）１９８９年４月７日、東京都生まれ。２９歳。早大商学部卒。２０１３年入社。同期に木村拓也、内田嶺衣奈アナ。担当番組は「ノンストップ！」など。同年には同局「パン」シリーズ第８弾となる「ミカパン」でＭＣを務めた。趣味は散歩、映画観賞、スポーツ観戦、夏フェスなど。座右の銘は「笑う門には福きたる」。１５８センチ。血液型Ｏ。