山口達也司会のEテレ「Rの法則」打ち切りも…NHK幹部「悔しい」

スポーツ報知
涙を見せながら質問に答えたTOKIO・山口達也(カメラ・竜田 卓)

 TOKIOは26日、所属のジャニーズ事務所から「無期限謹慎」の処分が下った山口達也(46)に対し、TBS系「ビビット」に生出演した国分太一(43)は「連帯責任」と涙ながらに語った。年末のNHK紅白歌合戦を辞退する可能性も浮上。またNHKは山口が司会を務め、25日から放送中止となったEテレ「Rの法則」出演者の事務所関係者に対する説明会が行われた。同番組は5月3日まで放送しないことが決定したが、打ち切りが視野に入っていることも分かった。

 説明会に出席した複数の関係者によると、山口がキスをした女子高生が出演していた「Rの法則」の番組出演者が所属する事務所関係者ら約40人が参加し、番組スタッフ5人ほどが対応した。受付では、関係者の名前や所属をチェックされるなど厳戒態勢。冒頭、「SNSなどで個人を特定するようなことを発信しないように」などと念押しされたという。

 約15分ほどの説明会の中で、事務所関係者らには5月3日まで「Rの法則」を放送しないことが伝えられた。番組はこの日まで「大人のピタゴラスイッチ」に差し替えられたが、来週も代替番組が放送されるもようだ。

 出席したNHKの幹部は、「悔しい思いでいっぱいです。私たちは、出演者やプロダクションを守りたいし、番組も守りたい」と番組継続の強い意志を訴えたという。

 「Rの法則」を巡っては、2016年8月に出演者だった当時未成年の女性タレントの飲酒行為が、週刊誌報道によって明らかになり番組を降板した。

 関係者によると、出演者の楽屋を男女別にしたり、LINE交換を禁じるなど、男女間のトラブル回避のための対策を講じてきたという。この日の説明会では、今回と同様の問題が起きた場合の対策に関する説明はなかったもようだ。

 この日の説明会では番組継続の意向が示されたが、ある関係者は「司会を代えるだけでは番組はもたないとの意見もある」と打ち切りの可能性を視野に入れていることを明かした。

 ◆「Rの法則」 NHK・Eテレで2011年3月にスタートした、10代向けの情報バラエティー番組。主に中高生のなかで流行しているトレンドについて、現役10代のメンバーが体験し自由にトークする。レギュラーは「R’S」と呼ばれ、原則20歳を迎えるとOG・OB扱いとなる。テーマはファッションやグルメ、クラスの人間関係や恋愛などさまざま。基本的には収録だが1~2週に1度の割合で生放送される。

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