襲名断念 三遊亭好の助、真打ち昇進披露興行は超満員 師匠・好楽は結婚のススメ

スポーツ報知
三遊亭好の助真打ち昇進披露口上を行った(左から)三遊亭鳳志、三遊亭好太郎、三遊亭好の助、三遊亭好楽、三遊亭全楽

 落語家・三遊亭好の助(35)の真打ち昇進披露興行が1日、東京・両国のお江戸両国亭で行われた。

 「林家九蔵」の襲名が取りやめとなり注目を集めた真打ち昇進は、開場前から行列が出来、立ち見が出る超満員170人が新真打ちの門出を見守った。口上では兄弟子・三遊亭好太郎(56)が「最初、入門したときは何て声のばかでかい男だなと思いました。多くのネタを覚えています。200を越えています。ネタ数と言っても、女性と“寝た数”ではありません」とあいさつ。師匠の三遊亭好楽(71)は「私が林家九蔵で真打ちに昇進したときには、こんなに(お客さんが)いませんでした。だから良かったんじゃない?」と好の助に語りかけ「お嫁さんがいないんです。是非所帯を持って欲しい」とエールを送った。

 新真打ちはトリで「小間物屋政談」を熱演。テンポ良く歯切れの良い口跡で爆笑を呼んだ。「小間物屋―」は師匠・好楽から教わったネタで好の助は「(登場人物の)いい加減な大家さんが師匠にそっくりで大好きなんです」と説明。「みんな緊張感がなくて良かったです。これが好楽一門の良さです。無事に初日が終わって、落語に集中できます」と笑顔で語っていた。

 襲名披露興行は10日まで同所で。2~6日は昼に特別興行も行われる。

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