藤井六段が「最年少対決」制し、初タイトル戦までマジック3に

スポーツ報知
2手目を指す藤井聡太六段

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太六段(15)が7日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第66期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で屋敷伸之九段(46)に後手番で勝ち、ベスト8進出を決め、初のタイトル戦出場までマジック3とした。

 屋敷九段は1990年度の棋聖戦で当時18歳6か月の史上最年少でタイトルを獲得した経験を持つ実力者だが、藤井六段は序中盤で奪ったリードを終始守って完勝した。

 藤井六段は今後、24日に行われる羽生善治竜王(47)対深浦康市九段(46)戦の勝者と準々決勝で対戦する。2月に朝日杯準決勝の公式戦初対戦で勝利した羽生竜王との再戦となる可能性もある。さらに3勝を重ねれば、今秋に行われる中村太地王座(29)との5番勝負に臨むことになる。

 次戦、18日に行われる竜王戦5組ランキング戦準決勝で船江恒平六段(31)に勝つと史上最年少での七段昇段を果たす。高校生になっても藤井六段の勢いはとどまるところを知らない。

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