福山雅治、「未来のミライ」で声優本格挑戦「全てに緊張し、全てに刺激を受けました」

スポーツ報知
「未来のミライ」で声優に本格初挑戦する福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(49)が、第71回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に選出されたアニメ映画「未来のミライ」(細田守監督・脚本・原作、7月20日公開)で声優を務めることが8日、分かった。

 主人公・くんちゃん(上白石萌歌)が時を超えた旅先で出会う青年役。物語のキーパーソンになる。「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~」(11年)の中で福山をモデルにしたキャラクター・福山雅秋役で出演するなどしたが、一瞬だけ登場するカメオ出演だったため、今作が本格的な声優初挑戦になる。福山は「歌うことを仕事にしながらも、声で役を表現することは、ほぼ未経験。現場では恥ずかしながら全てに緊張し、全てに刺激を受けました」と語った。

 福山と細田監督は数年前に共通の知人を通じて知り合い、互いの創作活動について語り合うなどプライベートでも親交があった。今年に入って会う機会があり、細田監督の思い描く役のイメージと福山の人間性が重なったため、細田監督から福山にオファーしたという。

 実は、昨年から青年役のオーディションを実施してきたが、キャスティングに難航。人物と魂が呼応し、映画が必要とする表現を満たしてくれる人物を探していた。福山は「細田監督作品の住人になれる機会をいただき、大変うれしく思います。収録前に、絵も音も完成してない映像資料を見させていただきましたが、その段階から心引き込まれ、感動できる、この作品の力に驚きました」と“衝撃”を受けたことを告白。「年齢を重ねたことで忘れてしまっていた子供ならではの繊細な感受性を、丁寧にかつ、高度なアニメーション技術で表現されている。細田監督の一ファンとして、作品の完成を心待ちにしています」とコメントした。

 ◆未来のミライ 都会の片隅の小さな家。甘えん坊のくんちゃんに、生まれたばかりの妹がやって来る。両親の愛情を奪われ、戸惑うが、ある日、家の庭で未来からやって来たという妹・ミライちゃんと出会う。彼女に導かれ、時を超えた“家族の物語”へと旅立つ。

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