仮面女子・猪狩ともか、車いす生活公表に葛藤と覚悟「心ない言葉を受けてしまうことも…」

　強風によって倒れてきた看板にぶつかり、脊髄損傷の大ケガを負ったアイドルグループ「仮面女子」の猪狩ともか（２６）が１０日放送の日本テレビ系「ＰＯＮ！」（月～金曜・前１０時２５分）に電話出演し、両下肢麻痺で車いす生活になることを公表したことへの葛藤を明かした。

　猪狩は４月１１日に事故に遭い、緊急手術。今月７日のブログで車いす生活を余儀なくされていると明かした。猪狩は「自分自身受け入れるのに時間がかかったので、１つのブログでみなさんに発表するっていうことが私にとってすごく大きなことで。周りからのダメージの方が大きく影響されやすい性格なので、周りに言わなきゃっていう状況になったときに、悩みましたね」と心境を吐露。

　「メディアに出るということは、心ない言葉を受けてしまうということもあるというのは覚悟して。そういうのに傷つきやすい性格なので、心配だった部分もあるんですけど、私が発信することで、バリアフリーの大切さとかを社会に知ってもらえたらいいなと。自分のためにやったことが人のためになったらうれしい」と語った。

　また、今後の目標を聞かれると「この先足が治らなくても、車いすで始球式をしたい。埼玉西武ライオンズが好きなので」と話し、「とても心配をおかけしてしまったんですけど、みなさんの温かい声援や応援してるよ、待ってるよってたくさんの方が言ってくれたので、前を向くことができました。これからもよろしくお願いします」と呼びかけた。