宝塚花組・水美舞斗がバウ初センターで舞った!「貴重な経験、ありがたい」

スポーツ報知
アフリカンダンスで宙を舞う宝塚歌劇花組スター・水美舞斗

 宝塚歌劇花組スター・水美舞斗(みなみ・まいと)の兵庫・宝塚バウホール初主演作「Senhor CRUZEIRO!(セニョール クルゼイロ)―南十字に愛された男―」(作&演出・稲葉太地)が10日、同劇場で初日を迎えた。

 「踊るのが一番好き。貴重な経験なのでありがたい」(水美)という、ラテンショーの公演。2部構成で、第1幕はストーリー仕立て。ブラジルのアーティストグループ「セニョールクルゼイロ」のリーダーで、心臓に爆弾を抱えているクルゼイロ(水美)が、夢と現実の間で生きる姿を描く。

 「ブラジルなのでサッカーのシーンとか、濃いラブデュエット、アルゼンチンタンゴなど、お芝居の方だけでも見せ場が盛りだくさんです」と水美。クルゼイロの若き日の“光”と、今の“影”を、大きな振り幅で表現した。

 第2幕は、躍動感あふれるアフリカンダンスや、宝塚らしい群舞など、終始踊りっぱなし。ドレス姿で、ブラジルの海の女神「イエマンジャ」にふんする場面もあるなど“七変化”した。

 入団10年目で念願のバウ公演センターを担った水美は「バウの後、自分がどう花組の一員として存在しているのかも楽しみ」と飛躍を誓った。公演は21日まで。

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