綾野剛、「ハゲタカ」でテレ朝系連ドラ初主演

スポーツ報知
外資ファンドの代表を演じる綾野剛

 俳優の綾野剛(36)が、7月スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「ハゲタカ」(木曜・後9時)に主演することが15日、分かった。

 同局の連ドラは初主演となる綾野は、企業買収を舞台にした骨太な男の闘いの渦に身を投じる。「局内で道に迷うといったことも新鮮。『初めまして』の人と仕事をさせてもらうことは自分を成長させてくれる」と新しい環境に刺激を受けつつ「お金によって生かされ、お金によって殺されていく人もいる。ある種の『命』の物語として演じていきたい」と意気込む。

 原作は累計230万部を記録した真山仁氏のベストセラー小説。外資系の投資ファンドの代表で「ハゲタカ」と呼ばれるダークヒーロー・鷲津政彦が不良債権を抱えた銀行や経営不振に陥った名門企業へ、次々と買収劇を仕掛けていくスリリングな作品で、07年には大森南朋(46)を主演に据え、NHKでドラマ化、映画化もされた。

 綾野版「ハゲタカ」は、来年終わりを迎えようとしている「平成」にスポットを当て、平成と共に生きた鷲津のストーリーとして再構成し「相棒」シリーズの和泉聖治氏が監督を務める。役作りに用いられるクールなメガネにも注目だ。

 ドラマの後半で2018年の鷲津についてのオリジナルエピソードも描かれ「鷲津の本当の顔はどんな顔なのか。自分でも楽しみ」と綾野。「『現状維持は後退である』を信念に、最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます。難関は超えるためにある」と決意を語った。

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