前川清、30年来の親交ある西城さん偲び「ヒデキ万歳」

スポーツ報知
西城秀樹さんとの思い出を語った前川清

 歌手の前川清(69)が18日、都内で取材に応じ、30年来の親交があり16日に亡くなった歌手・西城秀樹さん(享年63)について、「魅力が多い人だった。やっぱりスター。ヒデキ万歳ですよ」としのんだ。

 前川は、西城さんの訃報が報じられる前に、体調が思わしくないことを知っていたと話し、「ある方から、『危ない』と。詳しくはお聞きしなかったけど、僕の方は覚悟というものができておりました」と明かした。

 西城さんがデビュー当時に同じレコード会社に所属。出会った当時、西城さんから「高校の時、広島で会いました。『アホなヤツがいる』と言ったんですけど、覚えてますか」と唐突に話しかけられたという。

 当時、前川はクールファイブのメンバーとして仕事で広島の駅周辺でタクシー待ちをしていたといい、「『アホなヤツ』と言われたのは覚えていた。当時、欽ドンとか、ドリフに出ていたから『面白いやつ』という意味だったんでしょうね」と懐かしそうに出会いを振り返った。

 家族ぐるみの付き合いだった。5年ほど前に、西城さんの姉が大阪で営む飲食店に立ち寄った前川は、西城に電話し「今、お姉さんの店で食べているよ。今度、ゴルフコンペをやりたいね」と話したという。だが、ゴルフ好きだった西城さんとの約束は果たされぬまま、それが最後の会話となった。

 汗をかきながら踊り、絶唱するステージが忘れられない。西城さんの魅力について、「(自身の)歌謡曲とは違う。(新御三家の中でも)ヒデキ君が一番汗を流していた。アクションもジャニーズとは違う自分のものを持っていた」。

 この日、前川は都内のスタジオで、BS11の番組「あなたが出会った昭和の名曲」(6月7日放送)の収録に参加。初めて歌うという西城さんの名曲「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」を熱唱。収録前の取材で「振り付けはどうしよう。ヒデキ君を思いながら歌います。ヒデキ万歳ですよ」と寂しげな表情で、亡き友をしのんだ。

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