安室奈美恵、20年ぶり会見で感極まって涙も…県民栄誉賞授与式で沖縄への思い語る

スポーツ報知
笑顔で沖縄県民栄誉賞の喜びを語る安室奈美恵

 9月16日で引退する沖縄出身の歌手・安室奈美恵(40)が23日、沖縄県庁で県民栄誉賞を授与された。翁長雄志知事から賞状を受け取った。2月から最後の全国ツアー(国内17公演、アジア6公演)を開催中ながら、ステージ上など音楽活動以外で公の場に姿を見せるのは極めて異例。現地報道陣を前に「名誉ある賞をいただき、とてもうれしく思っています」と笑顔で話した。

 沖縄の県民栄誉賞は6組目となるが、芸能人では安室が初。「沖縄は、帰ってくるたびに初心に戻してくれる場所。一人でも多くの方たちに興味を持ってもらい、好きになってもらえたら良いと思います」。式典の最中には、感極まって何度も涙ぐむ場面もあった。

 昨年大みそかのNHK紅白歌合戦に出場はしたものの、2010年以降はトータル・パフォーマンスを見てもらうスタイルから地上波テレビも出演しなくなった。音楽以外のイベントに出ることもほとんどなく、この日のように報道陣を前に会見に臨んだのは、出産からの復帰を発表した1998年12月まで遡る。

 ライブでもMCは一切挟まない。だが、故郷の思いは強く、00年には「NEVER END」で沖縄サミットのテーマソングを務めた。10年には「第2回沖縄国際映画祭」にも出席。今回も故郷から授与された栄誉に、最大限の誠意で応えた形だ。

 来月ツアー締め 開催中の5大ドームツアーは「Final Tour」と銘打ち、来月3日の東京ドーム公演でファイナルを迎える。12年に74万人だった小田和正(70)を抜き、ソロツアーとして史上最多動員記録を樹立する見込み。一方で、ツアー終了後から引退する9月16日までの3か月間の活動は明らかにされてない。

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