孤狼の血、続編決定!役所広司「第一作をはるかに超える作品を」

スポーツ報知
続編が決定した映画「孤狼の血」の一場面。松坂桃李(左)と役所のコンビも人気

 俳優の役所広司(62)が主演する、ヒット中の映画「孤狼(ころう)の血」(白石和彌監督)の続編が製作されることが24日、東映から発表された。現段階では続編のキャスト・スタッフともに調整中だが、役所は「第一作をはるかに超える、いい作品を期待しています」と熱を込めた。

 人気作家・柚月裕子さんの同名小説が原作。小説は全3部作のシリーズもので、続編は第2弾の「凶犬の眼」(KADOKAWA刊)をベースに製作される。柚月さんは「続編は望外の喜びです。あの狂熱と恍惚(こうこつ)を、再び期待しております」と大興奮だ。

 公開中の「孤狼の血」は昭和63(1988)年の広島の架空都市・呉原市が舞台。暴力団との癒着など黒いうわさが後を絶たない刑事・大上章吾(役所)と、新人刑事の日岡秀一(松坂桃李)が、暴力団の抗争を阻止しようと奮闘する姿を描く。日岡が大上に影響を受けて成長していくさまや、昨今の日本映画になかった男たちの生きざまをエネルギッシュに描き、今月12日の公開直後から続編を期待する声が上がっていた。

 ファンたちの熱望を受け、東映の多田憲之代表取締役社長は「『孤狼の血』は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します」と宣言。役所も「今後、いろんな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?」と喜んだ。

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