おぎゆか強し!2年連続ぶっちぎりの「速報女王」

スポーツ報知
速報1位の荻野由佳は涙を浮かべてステージに立った

 AKB48の53枚目のシングルを歌うメンバーを決める「第10回選抜総選挙」(6月16日開票、ナゴヤドーム)の中間速報が30日、都内で発表され、NGT48の荻野由佳(19)が昨年に続き速報2年連続でトップに立った。昨年より約4000票増の5万9531票を獲得。優勝候補で2位のSKE48の松井珠理奈(21)を約2万票上回る強さを見せつけた。開票まで2週間あまり。今後の展開が注目される。

 荻野はこの日、新潟市のNGT劇場で速報発表を見守った。「2位…松井珠理奈」と発表されるとファンやメンバーから「ワー!」という大歓声。続いて荻野の名前が読み上げられると、ステージ上の荻野はしゃがみこみ顔を覆った。開票後にマイクを握り、時々声を詰まらせながら「ありがとうございます! 本番もよろしくお願いします」とあいさつした。

 荻野は16年の本選は95位ながら、昨年の中間速報で1位。本選でも5位に入り、昨年デビューしたばかりのNGT旋風の象徴となった。速報で連続して首位になるのは、2013~15年の指原莉乃(25)の3年連続以来だ。人気の理由は“泣き虫キャラ”。関係者によるとファンイベントなどでも、うれしい時や過去の下積み時代を話す際は度々号泣する。「最近は少し直ってきた」(関係者)というが、素直で飾らない性格がファンの心をつかんでいる。

 第10回の節目となる今回は「世界選抜総選挙」として実施。海外勢も参加し、過去最多の339人が出馬している。昨年まで3連覇した指原が不出馬。2位・渡辺麻友(24)が昨年限りで卒業とツートップが不在。指原の約24万6000票と渡辺の約14万9000票、約40万票の“浮動票”が誰に流れるのかが注目されている。

 昨年3位で今回が地元開催となる松井珠理奈が有利とされているが、その松井に大量リードをつけた荻野。スピーチで「おこがましいですが、1番を取らせて頂ければと思います」と宣言すると、ファンも拍手の嵐で応えた。“新潟の星”が浮動票をつかみ取って昨年の悔しさを晴らす。

 ◆荻野 由佳(おぎの・ゆか)1999年2月16日、埼玉県生まれ。19歳。ホリプロ所属。2014年にバイトAKBとして活動開始。15年5月、ドラフト会議でNGT48から2位指名されオープニングメンバーに選出。17年4月、シングル「青春時計」でメジャーデビュー。同年の総選挙は中間速報で1位、本選で5位。ニックネームは「おぎゆか」。趣味はダンス、カラオケ。特技は開脚しながらの変顔。血液型A。身長160センチ。

芸能

×