東ちづる、LGBTのメッセージを伝える「日本では悪気のない差別が多い…」

スポーツ報知
ドキュメンタリー映画「私はワタシ over the rainbow」に出席した東ちづる(中央)

 女優の東ちづる(57)が初プロデュースしたドキュメンタリー映画「私はワタシ over the rainbow」(増田玄樹監督)の試写会が31日、東京・永田町の参院議員会館で行われた。

 3年前から構想し、タレント・はるな愛(45)ら著名人を含む50人のLGBT(性的少数者)への70時間に及ぶ東によるインタビューで構成。約25年前からLGBTのメッセージを伝える活動を続けてきた東は「日本では悪気のない差別が多い。エンタメで見やすく作りました」と説明した。

 13人に1人いるとされるLGBTの理解向上を訴え、「LGBT差別を解消する法整備を進めてほしい。1人1人の議員さんに考えてほしい」。同席した福島瑞穂(62)は「LGBTへの意識は永田町や霞が関は遅れてるので、どんどん変わっていけば」と語った。

 28日には経済評論家の勝間和代さん(49)が、LGBTに関する情報を発信する会社経営者の増原裕子さん(40)との交際を発表した。増原さんは同映画にも出演しており、東は「(発表)前日に連絡が来たので『みんなで祝福して応援するよ』と伝えた。あれ(勝間さんが交際を伝えるインタビュー記事)がとてもよかった。批判できないでしょ」と笑顔を見せた。

 同作は今秋に東京で一般公開予定。今後は全国各地の学校や自治体、企業で上映会を行うという。

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