藤井聡太七段が昇段後の初戦飾って6連勝!2期連続の棋王戦挑戦者トーナメントへ

スポーツ報知
終局後、中村亮介六段(左)との感想戦を行う藤井聡太七段

 将棋の第44期棋王戦予選8組決勝が1日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、先手の藤井聡太七段(15)が中村亮介六段(32)を95手で下し、2期連続で挑戦者決定トーナメントに進出した。

 藤井七段は先月18日に七段に昇段してからの初戦。「いつも同じ気持ちで目の前の一局に全力を尽くしたいという思い」と平常心で臨み、危なげなく今期6連勝とした。

 茶髪をピンクのゴムで後ろで束ね、口ひげをたくわえた、ワイルドなルックスの個性派・中村六段とは初手合い。藤井七段は穴熊で自玉を堅くガードし、中村六段を早めに一分将棋に追い込み、寄せ付けなかった。「最後は堅さを生かして攻め込むことができました」と藤井七段は振り返った。

 トーナメントで藤井七段は、渡辺明棋王(34)への挑戦権をかけ、2回戦(1回戦はシード)で菅井竜也王位(26)と対戦する。昨年8月の王将戦1次予選決勝では、王位に就く前の菅井七段に敗れており「完敗だったので、成長した部分を見せられればなと思います。大変な強敵ですが、前期(初戦敗退)より上を目指して頑張りたい」と話した。

 藤井七段の次回公式戦は、5日の竜王戦5組ランキング決勝(対石田直裕五段)。

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