日本将棋連盟が棋士総会開催 斎藤明日斗新四段が師匠との爆笑エピソード披露

スポーツ報知
棋士総会で自己紹介する(左から)斎藤明日斗四段、長谷部浩平四段、池永天志四段

 日本将棋連盟は8日、都内で通常棋士総会を開催した。

 年度に1回、連盟正会員(棋士、一部の女流棋士)が集い、定款の変更など重要事項を決議する通常総会。羽生善治竜王・棋聖(47)、佐藤天彦名人(30)、高見泰地叡王(24)、菅井竜也王位(26)、中村太地王座(30)、渡辺明棋王(34)、久保利明王将(42)の全タイトルホルダーら130人以上の会員が出席した。

 開会に先立ち、佐藤康光会長(48)が挨拶。藤井聡太七段(15)の史上最多連勝記録の樹立や史上最年少棋戦優勝、羽生竜王の永世七冠達成や棋界初の国民栄誉賞受賞など、昨年度の出来事を挙げ「歴史に残る年度だったと思います。メディアの露出も増え、将棋界の認知度が高まりました。様々な面で活況を呈しておりますが、より一回りも二回りも大きく出来るように努力して参ります」と述べた。

 恒例の新四段紹介では、それぞれが“妙手”を披露する場面も。

 池永天志四段(25)は「奨励会(棋士養成機関)に長くおりましたが、これからは天使の跳躍、歩の餌食とならないように頑張ります」、長谷部浩平四段(24)は「(『新手一生』の言葉で知られる伝説の棋士)升田幸三先生の直系の弟子であることを誇りに思っております。私には新しい手は指せませんが、自分の信じる一手、信手一生で頑張ります」、斎藤明日斗四段(19)は「自分は師匠の宮田利男先生を偉大な棋士だと思っておりまして、私がまだ小さくてアマ三段の頃、6枚落ちで指すことになったんです。負けるわけない、と思って『負けたら1億円あげます』と言ったら師匠の目の色が変わってボコボコに負かされました」と話し、先輩棋士たちの笑いを誘っていた。

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