市川染五郎、父・幸四郎に「変な人」　市川團子も父・中車に「昆虫ばっかり見ていて…」

　歌舞伎俳優の市川染五郎（１３）、市川團子（１４）が１７日、東京・東銀座の東劇でシネマ歌舞伎「東海道中膝栗毛　歌舞伎座捕物帖」（公開中）の「父の日」記念舞台あいさつに出席した。

　染五郎の父・松本幸四郎（４５）、團子の父・市川中車（香川照之＝５２）について、染五郎は「変な人。ポテトチップスを野菜と言って食べたり、変なところは数え切れない」、團子は「昆虫の心を理解している人。家に入ってまず手を洗うと洗面所に昆虫の本が置いてあって、リビングにも台所にもある。ずっと昆虫ばっかり見ていて、お父さんのことより昆虫の方が思い浮かぶ」と、ともに珍回答で観客を笑わせた。

　一方、俳優としては染五郎が「とにかく父は挑戦という言葉が似合う役者」、團子も「『ゆれる』っていう映画を見て、歌舞伎ではないけど演技は結構すごいなと感じました」と尊敬の言葉を口にした。

　父の日のプレゼントについて、染五郎は「いつもありがとうございます。お芝居のことをたくさん教えて下さいというカードを書きました」。一方、團子は「書いてないです」と苦笑いし壇上で「これからも宜しくお願いします」と頭を下げていた。

　昨年の歌舞伎座で２人が出演した演目の映像版。今年も歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」（８月９～２７日）で新作を上演し、２人の出演も決定している。