セルジオ越後氏、西野Jに提言「トーナメントを戦っているつもりで初戦に挑め」

スポーツ報知
セルジオ越後氏

 19日放送のTBSラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」(月~金曜・後3時半)に、サッカー評論家のセルジオ越後氏(72)が生出演し、この日の後9時、ロシアW杯初戦・コロンビアに挑む日本代表に辛口エールを送った。

 セルジオ氏は「日本のH組は一番最後で、まだ1試合もやってない。W杯は動き出しているので、どことどこが引き分けたとか、(強いところが)負けたとか、波乱と言われるデータをいくらでも集められる。こうすれば強いところをいじめられると、全部を見て試合ができるという有利な立場にいる」と分析した。

 スタジオからの「どういう戦い方をするのがベストか」という質問には、「弱いチームが90分守り切るなんてありえない。前半はまだ疲れていないから責めるべき。がんがんがんがん、前からプレスを掛けて、1点先に取ろうとする意識があるかないかが大切だと思う」と提言した。

 「W杯で戦う準備が4年間で本当に出来ていたかどうかが試される」とセルジオ氏。「ベテラン勢に、西野監督は花道を作ってくれた。おそらく最後のW杯になると思うので、悔いのないがんばりを見せて欲しい。選ばれた限りはありがたく思って、気持ちを持ってやってくれれば負けてもいいです」と解説し、「弱いところも一生懸命やれば何かが起きる。日本はトーナメントを戦っているつもりで初戦に挑んで欲しい。全てを今日にかけるべき。その結果によって、2試合目3試合目があるという気持ちで戦って欲しい」と要望した。

 また、リスナーから投稿された「昨今、日本は決定力不足が叫ばれていますが?」との質問に、セルジオ氏は「1試合、2試合なら“決定力不足”と言うけど、何年も同じ問題を抱えているなら“実力不足”って言うんです」と厳しかった。

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