「大迫半端ないって」生みの親、高校時代恩師に「取材は断っています。ご迷惑をおかけします」

スポーツ報知
「大迫半端ないって」の横断幕を掲げるサポーター

◆ロシアW杯 ▽1次リーグH組 日本2-1コロンビア(19日・サランスク)

 21日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・前8時)では、コロンビア戦で決勝点を決めた日本代表FW・大迫勇也(28)=ブレーメン=に対する有名フレーズ「大迫半端ないって」のルーツを追った。

 このフレーズは、大迫が歴代最多10得点をマークした2009年・全国高校サッカー選手権準々決勝で生まれた。大迫の鹿児島城西高と対戦した滝川第二高の中西隆裕キャプテンが、2-6で敗退した試合後に発した言葉。同局は、全国高校サッカー選手権を毎年中継しているため秘蔵映像が残されていた。

 中西さんは「大迫半端ないってもーう。あいつ半端ないって! 後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん。そんなんできんやん普通。そんなんできる? 言っといてや、できるんやったら。新聞や、全部新聞や。とられたしもう。また(大迫が)一面やし。またまたまたまた2発やし。1発にしとけばよかった1発に!」と試合後のロッカールームで叫んでいた。

 当時の滝川第二高・栫(かこい)裕保監督も「あれは絶対全日本(日本代表)入るな。あいつはすごかった。俺は握手してもらったぞ。鹿児島城西を応援しよう」と脱帽していた。

 番組では、20日に栫教諭を直撃。当時の試合映像を見て「9年前ですけどね。懐かしいですね。あの瞬間やめてーと思うくらいでしたので、もう(大迫は)半端なかったです」と振り返った。

 栫教諭は大迫と握手した際、「選手権も大事だけど、キミは日本を背負う選手になるはずだから、これからもしっかり頑張って」とエールを送ったという。「大迫君は『本日はありがとうございました』と爽やかな笑顔で答えてくれたので印象に残っております」と語った。

 コロンビア戦後に中西さんと電話で話した際には「『大丈夫か?』と聞いたら、(中西さんから)『ご迷惑をおかけします』と返答がありました」と栫教諭。現在、中西さんはサッカーを離れ会社員として働いているため「取材は断っている」と明かしたという。

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