藤井聡太七段、都成竜馬五段を104手で下す

スポーツ報知
終局後の感想戦で、都成竜馬五段(左)と対局を振り返る藤井聡太七段

第31期竜王戦決勝トーナメント1回戦 藤井聡太七段-都成竜馬五段

 将棋の史上最年少棋士・藤井聡太七段(15)が25日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第31期竜王戦決勝トーナメント1回戦で先手の都成竜馬五段(28)を104手で下した。

 2年連続のトーナメント初戦突破。2回戦は29日、ランキング戦4組優勝の増田康宏六段(20)と対戦する。「次の対局もすぐありますが、前期は2回戦で敗れてしまったので、それより上に行けるように頑張りたい」と藤井七段。4連勝すれば、羽生善治竜王(47)への挑戦者を決める三番勝負に進出できる。

 都成五段とは昨年6、7月に持ち時間1時間以内の早指しルールで3戦し、3勝している“お得意様”。この日は持ち時間各5時間の長丁場で、夕食休憩明け直後に攻め込まれたが、都成五段の悪手から形勢逆転。じわじわ都成五段を追い詰めた。「こちらの玉が寄りづらい形になったので、勝てそうなのかなと思いました」と藤井七段。公式戦通算成績を80勝12敗とした。

 一方、都成五段は「先手番なのに動かれるのを待つだけで、つらい時間が長かった。全体的にかなり苦しかった。大一番で、ふがいない将棋になり残念。しっかり反省して、またこの場所に戻りたい」と話した。

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