•  スポーツ報知のWebサイト限定コラムがスタートしました。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

帝国劇場ロビーにスマホ構えた女性の列…ジャニーズJr.が手書きする“夢”への一歩

2017年1月21日16時0分  スポーツ報知
  • 帝国劇場

 昨年12月4日に開幕した、ジャニーズの若手アイドルが多数出演する舞台「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」(作・構成・演出=ジャニー喜多川氏)が、東京・帝国劇場で24日まで上演されている。ここに、幕間の休憩時間にスマホを構えた女性たちの長蛇の列ができる場所があった。

 客席内はもちろん幕間も撮影禁止だが、ここは撮影可。ロビーの一角、売店の裏側の壁にひっそりと貼られた紙にスマホのカメラが向けられている。紙は「あべちゃんの天気予報」。出演しているジャニーズJr.の6人組ユニット「Snow Man」のメンバーで2015年に合格率4%の試験を突破したジャニーズ初の気象予報士・阿部亮平(23)が手書きで書いている天気予報だった。

 12月8日に初めて貼り出され、以降、数日をのぞきほぼ毎日、カラフルな色ペンを使い手書きで更新。公演の幕間に張り替えられることが多いため、幕間と終演後に撮影待ちの列ができる。

 単純な予報ではなく、誕生日を迎えた出演者がメッセージを寄せたり、成人の日には「Sexy Zone」の佐藤勝利ら20歳になった出演者全員の名前を出したりと、様々なファンを喜ばせる気遣いも。寒波が来た14日の予報では「寒波襲来」と大きな文字が踊る横に、同じ「Snow-」でアニメオタクの佐久間大介(24)が「パターン『青』使徒です」と、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のネタを持ち出して盛り上げる一方、一番下には「明日はセンター試験2日目、厳しい寒さに負けずがんばれ受験生!」。上智大理工学部の大学院生である阿部ならではのエールだろう。

 「A.B.C―Z」の5人がゲスト出演した日には、2月1日に発売される同グループの新曲に触れ「『Reboot!!』のMusic VideoにSnow Manも参加させていただいてます。予約はこちらの売店で」と、劇場内CD店のPRも忘れない。そんな、日記のような天気予報を記念にと撮影するお客さんは日に日に増えているという。

 阿部は天気予報を始めるきっかけについて、ユニットのブログ「すの日常」で「稽古場に貼ってある『ジャニーズJr.名簿』の隅っこに翌日の天気を落書きし始めたのがきっかけ」と書いている。スタッフがA4の用紙を用意してくれ、劇場ロビーに貼りだしてもらえることになったという。

 グループでのデビューに向け、武器になればと目指した気象予報士の資格。テレビでレギュラーの「歌って踊れるお天気お兄さん」の夢にはまだ届かないが、一足先に「帝国劇場では史上初」の気象予報士デビューとなった。

 この公演には、佐藤のほか、12月は「Kis-My-Ft2」の玉森裕太(26)と藤ケ谷太輔(29)、1月は「A.B.C―Z」の戸塚祥太(30)と塚田僚一(30)、内博貴(30)が出演。そのほかは、「Snow-」などデビューを目指すユニットが8つ以上出演するなどJr.だけでも50人以上が競い合っている。他と違う何かをアピールするのは舞台の上だけとは限らない。

 阿部は春にはタッキー&翼の滝沢秀明(34)主演・演出の「滝沢歌舞伎」(4月6日~5月14日)に出演する。新橋演舞場でタッキー演出の歌舞伎版「あべちゃんの天気予報」が見られることを期待する声もあがっている。

 無数のスマホのアルバムに保存された「あべちゃん天気予報」が、いつか阿部の夢を引き寄せるかもしれない。(記者コラム)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
コラム
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ