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「なぜ、あの人が…」仕事熱心で腰が低かった浅野父逮捕の衝撃

2017年12月8日16時0分  スポーツ報知
  • 浅野忠信

 浅野忠信の父親で、所属事務所「アノレ」の社長を務める佐藤幸久容疑者が、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された。

 勾留中のため、その様子をうかがい知ることはできないが、浅野が主演ドラマで刑事役をやっている中での逮捕とは、皮肉なものだ。

 どんな理由があったかは定かではないが、薬物使用に走ってしまったのは言語道断。10年近くお付き合いをさせてもらっていた記者としては、「なぜ、あの人が…」という思いが強い。とにかく残念でならない。

 佐藤容疑者は、30歳を前に芸能界で仕事を始めた。石倉三郎や「コント山口君と竹田君」のマネジャーなどを務め、96年に浅野と共に独立。「アノレ」を設立し、二人三脚で歩んできた。

 オファーの来た仕事は俳優の意思を優先させた。それでいて、事務所の机には企画書、台本がギッシリ。きちんと目を通し、内容も把握。深入りこそしないが、俳優任せにもしなかった。

 専ら現場主義の人だった。映画やドラマの撮影現場だけでなく、完成披露、舞台あいさつなど、どんなに短い時間でも顔を出した。見ない日はほとんどなかった。丁寧に応対する姿に受けた印象は「腰の低い人」「フットワークの軽い人」だった。

 自宅と事務所が近かったこともあり、基本的には1日1回、事務所には顔を出していた。だが、今年に入ってからは不在の日も増え、1週間、事務所を空けることもザラにあったという。一部では、体調を崩していたとも聞く。

 息子の浅野は公式サイトで謝罪。「父は大きな過ちを犯しましたが、僕にとってはたった一人の父ですので、家族として何か寂しい思いをさせてしまっていたのかな、と思うと、今後はより支え合って多くの時間を父とともに過ごしたいと考えています」とつづった。父親の逮捕という事実もショッキングだが、所属事務所の社長の不祥事で、仕事上でもいばらの道が待っている。(記者コラム)

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