【報知映画賞】新人賞から19年 田中麗奈“大人”の助演女優賞「心地よい重みを感じてます」

2017年11月29日7時5分  スポーツ報知
  • 新人賞受賞から19年、すっかり大人の女優になった田中麗奈

 映画賞レースのトップを飾る「第42回報知映画賞」の各賞が28日、発表された。助演女優賞は「幼な子われらに生まれ」の田中麗奈(37)が輝き、監督賞の三島有紀子監督(48)とのダブル受賞となった。

 実は昨年の表彰式でもステージに立っている。「葛城事件」で共演した三浦友和(65)が主演男優賞を受賞し、花束を手にお祝いに駆けつけた。「私もまた、壇上に立てたら…」。その時の言葉は1年で現実となった。「表彰式の後にスタッフとお祝いをしたんですが、三浦さんが何度も『田中麗奈はとにかく、これからの女優だから』と周囲に伝えてくださって、とても励みになりました。三浦さんにいいご縁をつないでいただいた気がします」

 受賞は1998年「がんばっていきまっしょい」での新人賞以来19年ぶり。同作で女優の道が開けたと今も自覚している。「19年間、賞のすごさを感じてきました。また頂けるなんて感激です。2度目の転機…きっとそうなんでしょう。心地よい重みを感じてます」

 「幼な子われらに生まれ」で演じたのは、2人の娘を連れ、浅野忠信(44)演じるサラリーマンと再婚した専業主婦。母親でありながら、1人の女性でもある感情やたたずまいを、リアリティーたっぷりに演じた。「何でこの役を私に?と思いましたけど、三島監督の『今までにないイメージを引っ張りだしたい』という言葉に興味があって」。子どもがいる友人を研究して撮影に臨んだ。「(アドリブで)無駄話を入れたりして、うざったさを出しながら、専業主婦を尊敬しているので、その強さも入れたいと思いました。『女っぽさ』を強く意識したので、伝わったのならすごくうれしい」。何度もリハーサルを重ね、一方で即興の演技も求める三島監督の演出に、19年間の経験値を生かし、見事に応えた。

 「これからも映画に必要とされる人物でいたいです」。田中麗奈はとにかくこれから―。1年前の三浦の言葉を、改めて自分にも言い聞かせている。(土屋 孝裕)

 ◆田中 麗奈(たなか・れな)1980年5月22日、福岡・久留米市生まれ。37歳。98年、映画「がんばっていきまっしょい」で女優デビューし、報知映画賞新人賞を受賞。同年の清涼飲料水「なっちゃん」のCMで一躍人気者に。代表作に映画「暗いところで待ち合わせ」「夕凪の街 桜の国」など。身長158センチ。

 ◆「幼な子われらに生まれ」 サラリーマンの田中信(浅野)と妻の奈苗(田中)はバツイチ同士で再婚。奈苗の連れ子の2人の娘と幸せに暮らしていたが、奈苗の妊娠を機に長女(南沙良)が反抗的な態度をとるようになり、信は息苦しさを感じていく。

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